【英語】多読はお金がかかる!?費用をかけずに洋書を手に入れる方法を2つ紹介
多読を始めてみたいけど、わざわざ本を買うのは大変...といった感じで躊躇している方は結構多いのではないでしょうか。
多読は英語力強化に必須の能力を効果する勉強法。「大量の洋書を読む」ということで、かなりハードルの高い勉強法と思われるかもしれません。ですがそんなことはありませんし、始めめる前の段階で大変だからと言ってやめてしまうのはもったいないことです。
そこで今回は、多読学習のために費用をかけずに洋書を手に入れる方法について解説していきます。
はじめに
多読は費用がかかりがち
多読は何度も言うように非常に効果的な英語学習法です。詳しい勉強法や効果についてはこちらの記事をどうぞ。
ただし大量の洋書を読むというその勉強の性質から、どうしても費用がかかってきてしがちな勉強法でもあります。
1冊1000円の洋書を1ヶ月に10冊読もうとすれば、それだけで1ヶ月1万円。1年で12万円にもなってしまいます。
それだけの費用を多読に費やすのは大変ですし、勇気のいることでもあります。
費用問題が付きまとうのは避けたいところ
一生懸命多読を進めていきたいけど、頑張りすぎると費用が問題になってくる...。これでは学習のモチベーションも下がってしまいますよね。
1ヶ月に20冊も30冊も読みたいという意欲はあったとしても、費用の問題で断念しなければならないというのはやはり避けたいところです。
そこで、今回は賢く多読の費用を抑えて洋書を手に入れるためのおすすめの方法を2つ紹介していきます。どちらも簡単に始めることができる方法なので、どんどん多読を進めていってください。
費用をかけずに洋書を手に入れる方法⑴:Kindle Unlimited
「Kindle Unlimited」は、Amazonの運営する電子書籍ストア「Kindle」の本読み放題サービスです。
Kindle unlimitedとは、月額980円で対象書籍が同時に10冊まで読み放題になるというサービス。980円というのは、洋書1冊に相当する値段。Kindle Unlimitedではたくさんの洋書が読み放題の対象になっていますし、サービスの破格さがよく分かると思います。
ポイント:多読以外の用途にも
もちろんメインは洋書多読ですが、それ以外の英語学習にとどまらない用途でも使うことができます。Kindle unlimitedでたくさんのマンガ作品や小説が読み放題対象になっています。
あくまでも副産物的なメリットではありますが、本好きなら登録しておいて損はないサービスです。
ポイント:無料体験あり
こういったサービスにありがちな話ですが、Kindle Unlimitedの初回1ヶ月は無料で体験することができます。無料体験期間中に解約すれば、月額料金の980円は払う必要がありません。ただし、解約するのを忘れると継続してしまうので注意。
実際に見てみないと分からない部分も多いので、まずは試してみるのがおすすめです。
費用をかけずに洋書を手に入れる方法⑵:図書館
家の近くの図書館を利用して、多読用の洋書を手に入れるのもおすすめです。図書館の場合は、先程の読み放題サービスとは違いどんなにたくさん読んでも完全無料となります。これは相当魅力的ですが、もちろんデメリットも存在します。
ポイント:図書館によっては洋書の取り扱いが少ないところも
図書館は完全無料で楽しめるというメリットはあるものの、洋書の豊富さは図書館によってまちまち。
多くの自治体では、所蔵図書の貸し出しをその区市町村の住民や通勤通学をしている人に限っています。自分の自治体の図書館に洋書が少ないとなると、それ以上の洋書を借りることはできません。
図書館の利用が効果的かどうかは、自分の自治体の図書館にどれだけ洋書が充実しているかに左右されます。
最後に
今回は、多読にかかる費用を抑える2つの方法について紹介してきました。ここで気を付けておきたいのが、購入する場合よりも洋書の選択肢は減ってしまうということ。
Kindle Unlimited ではたくさんの洋書が読み放題対象になっていますし、洋書を豊富に取り扱っている図書館も多いです。しかし、それでも実際に購入する場合と比べるとどうしても洋書の選択肢は制限されます。
読んでみたい洋書があるけれど、読み放題対象になっていないし、図書館にもない、ということは起こりがちなので注意が必要です。
【意味理解】英語リスニングで英文が頭に入らない原因と解決法
英語のリスニングで、何となく英語の「音」は聞き取れているけど、意味がうまく頭に入らない、といったような悩みを持っている方は少なくないと思います。
今回は、英語のリスニングでなぜ英文が聞き取れているようにも頭に入ってこないのか、という原因とそれに向けての解決法を段階に分けて紹介していこうと思います。
英文が頭に入らない原因
このような症状に陥っている人は、一言でいうと「音の聞き取り」はできていても、「意味の理解」はできていないという状態です。
音の聞き取りというのは、文字通りいかに英語の音を聞き取れているかということ。英語には日本語にない子音や母音があるほか、音のつながりや脱落もあります。意味の理解は置いておいて、英語の音を認識できているかは一つの大きなポイントです。
意味の理解というのは、耳で聞いた英文が自分で理解できているかということ。日本語に訳す必要は全くありません。英語でそのまま理解しているのか、日本語に訳しているのか、またはイメージで思い浮かべているのかは問いませんが、とにかく聞いた英語を自分で理解できているのならOK。
当たり前のことを言っているようですが、両者は異なる能力であり、別々のアプローチで伸ばしていく必要があります。
音の聞き取りはできているということ
実際のところ、全くリスニングがダメダメ、というわけではありません。意味の理解ができていないだけで、英語を音として取り入れられているからです。一番最初のステップはすでにクリアできている状態です。
例えばディクテーション(聞いた英語を文字に起こしていく作業)は「音の聞き取り」を伸ばす訓練ですが、実際にディクテーションを試してみると結構書き取れているというケースが多いのではないでしょうか。
ということで、今回は後者の「意味理解の力」を伸ばす方法について中心に見ていきたいと思います。
意味理解の力を伸ばすには
となると、伸ばすべきは「意味理解の力」ということになります。ここでディクテーションなどをしてしまうのは、全く方向性が異なります。ここでは2つの方法を紹介したいと思います。
1.シャドーイング
一つ目の方法は、シャドーイングです。方法としては、専用教材やYoutubeなど、とにかく英語の音源を聴いて、それを少し遅れる形でリピートしていくという勉強法。こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
シャドーイングはかなりの労力を費やす必要がありますが、効果は絶大。リスニング力を伸ばしたいのであれば何も考えずにやってよい、といってしまっても問題ないレベル。
どちらかというとリスニング力を全体的にアップさせる「万能型」の勉強法なので、意味理解の力を直接伸ばせるわけではないというのが弱点。
ただ聞き流すだけの勉強法との最大の違いは、実際に発声するというアウトプットを伴う、という点。繰り返し音源を聴き、それをリピートしていくことで自然と意味の理解もできるようになると思います。
2.多読
リスニングと直接関係しないように思えますが、意味理解の力を最大限伸ばしてくれるのが多読による学習です。
多読というのは、こちらでも紹介しているように、ひたすら英文を読んでいく、というシンプルな勉強法。
上の記事で取り扱っているのは洋書の多読(おそらく一番オーソドックス)ですが、英文であれば何でも構いません。海外のニュースサイトをたくさん読むなどでも全く問題なし。
多読をする最大のメリットは、英文を英語のまま理解する力が身につくという点。多読自体は「読む」というリスニングとはかけ離れた作業ですが、意味理解の力を伸ばし、間接的にリスニング力を上達させることができます。
まとめ
英語リスニングで英文が頭に入らない原因は、「音が聞き取れていない」ということはなく、「意味が理解できていない」という点にあります。意味理解の力を伸ばすために、今回はシャドーイングと多読という2つの方法を紹介しました。
・シャドーイング:総合的なリスニング力の向上(意味理解含む)
・多読:英語の意味理解力向上
今回は詳しく取り扱いませんでしたが、実際に英語を話していくなかでリスニング力を身に着けていくというやり方もおすすめ。僕自身も一年以上使っている「DMM英会話」などのオンライン英会話サービスを使えば、比較的リーズナブルな価格で英会話が楽しめます。
シャドーイング、または多読で英語の意味理解の力をつけていくのと同時に、オンライン英会話教室などを利用してアウトプットの機会を持つことで、さらに効率よくリスニング力、そしてもちろんスピーキング力を伸ばしていくことができると思います。
【超おすすめ】初歩から広東語を勉強したい人向けの勉強法とおすすめ教材
広東語とは
広東語は、中国語の一方言ではありますが、文法や語彙、そして発音は普通話(北京語)とは大きく異なっています。首都圏方言と関西弁の違い、などのような生ぬるいものではありません。
香港を中心に話される言語
広東語といえば香港、香港といえば広東語。広東語はシンプルにまとめると、香港で話されている言語と理解しておいてください。
もちろん香港でけでなくお隣のマカオ、そして中国本土の広東省でも話されています。
また世界各国に移住した中国系移民の中にも広東語を母語とする集団が存在します(彼ら彼女らの多くは広東省や香港から移住したのでしょう)。
1.最初に手を付けるべきは最難関の発音(母音・子音・声調)
普通話と同様、最初に手を付けるべきなのは発音。理由は簡単で難しく、これができないと後々の学習に影響を及ぼすからです。
子音は簡単
広東語の子音は難しくありません。普通話でいう「zh」「ch」「sh」のそり舌音の発音はなく、日本人が特別苦手とするような発音はないように感じます。
しいて言うなら鼻濁音の「ng」が難しいかも。「か゜」であらわされることもありますが、日本人が意識して使っている音ではありません。ですが、これも練習すればできるようになりますし、そこまでこだわる必要はありません。
声調と母音はトレーニングが必要
子音は比較的簡単ですが、声調と母音は難しめ。声調は6つ(+3つ)あり、普通話の倍以上。母音は日本語にない音はもちろん、複合母音の組み合わせが難しく、覚えるまでに時間がかかります。
注意:発音記号は定まっていない
広東語の発音学習を難しくしている要因のひとつが、発音記号が定まっていないという点です。
動画、サイトはもちろん教材によっても使われている発音記号が異なる、というのはごく普通の話。粤拼やYale式がメジャーではありますが、普通話でいうピンインや注音符号のように統一されているわけではありません。
2.基本文法と語彙
広東語の基本文法と語彙は普通話ができるなら簡単です。文法の差異はありますが、大きなものではなく、北京語との対応を覚えればOK。口語だからといって、まるっきり参考書を買わずに勉強するのはおすすめしません。
広東語を学習している日本人は残念ながら少数派。話者数でいえばかなりの人口が広東語の母語話者ではありますが、広東語のネイティブスピーカーの多くは普通話(北京語)や英語をよくしゃべるので、わざわざ広東語を学習する必要がないと考える人が多いのかもしれません。
それを反映してか、書店などを見ても広東語の教材というのはあまり見かけないかも。教材の選択肢が少ないの中で選ぶのも大変なことではあるので、今回は2つの広東語を始めるなら絶対に買っておきたい教材を紹介していきます。
広東語を勉強するうえで絶対に買っておきたいのは次の2冊。
1冊目:いちばんはじめの広東語会話
いきなり単語帳やがちがちの文法書から入るのではなく、こういった「会話」ベースの教材に手を出してみるのがおすすめ。そもそも広東語は話し言葉としての側面が強いので、会話ベースの学習は合理的です。
この一冊で身に着けたい力は以下の2つです。
・広東語の発音(母音・子音・声調)
・広東語の基本文法と基本語彙
ただ、発音についてはこういった紙媒体の書籍だけでの練習はおすすめしません。CDがついているとはいっても、実際の口の形を確認できるわけではありません。Youtubeなどで、広東語の入門動画を探してみるのがよいでしょう。
広東語の勉強を始めようと考えている人の中には、すでに普通話を習得したという方も多いと思います。そういった方にとっては、広東語は決して難しい言語ではありません。もちろん発音は個別に覚えていく必要がありますが、基本文法と基本語彙といった観点からみるとうまく「広東語と北京語」を対応させることができれば、あとは文章を組み立てて、広東語の発音で読んでいくだけです。この「いちばんはじめの広東語会話」はとにかく例文が多いので、普通話の知識でだいたいの意味を理解して、あとはひたすら音読していくというストレートな勉強法が効果的になります。
また、ニューエクスプレスシリーズが好きという方は、こちらのニューエクスプレス広東語を買ってみてもよいかも。
ニューエクスプレスシリーズはフランス語や中国語などの「メジャー言語」のみならず、あまり日本人には馴染みのない言語の教材も多数出しており、名前を聞いたことがあるという方も多いと思います。内容はいわゆる「教科書形式」。
2冊目:いちばんはじめの広東語単語
広東語単語1600語収録と、広東語用単語帳としては最高レベルのクオリティの単語帳が、この「いちばんはじめの広東語単語」。
中身は他の単語帳と比較して特に目立つところがあるということはなく、単語、訳、例文、例文訳がずらずらと並べられていますが、カテゴリ別になっているので学習の目標を立てやすいのがメリット。
もちろん、すべての単語を覚えるべきかといわれるとそうではありません。果物の名前や野菜の名前を全部覚えるよりは、汎用性の高い単語や、使えそうなフレーズを中心に目を通すのがよいと思います。
こちらも1冊目と同様、普通話を習得したという方にとってはかなり読み進めていきやすい内容です。語彙に多少の違いがあるとはいえ、基本的には単語の「発音」を覚えていくことにつきます。
目より耳・口:音読を欠かさずに
広東語に限らず、言語はやはり耳で聞いて口でアウトプットしていくのが上達の早道です。「耳」については3.で細かく紹介していきますが、「口」については音読による勉強が必須。
出てきた文章をとにかく口に出して読み、流ちょうに、つっかえなくなるまで続けていくのがコツです。
3.1.2と並行してYouTubeでひたすらインプット
1.2と並行して続けていって欲しいのが、ひたすら広東語をインプットしていくということです。これまでの内容はどちらかというと「目」によるインプットが主でしたが、ここでは「耳」ベースのインプットを紹介します。
具体的には広東語のYouTube動画をひたすら見まくる、というもの。初期の段階では意味は分からなくても、広東語の独特なリズム(特に母音や声調)を頭に入れていけます。
広東語の動画を普通に探そうとすると、かなり大変です。というのも、動画タイトルの漢字を見ただけでは繁体字であっても香港のものか、台湾のものかはほとんど見分けがつかないからです。
おすすめの探し方は、YouTubeの地域の設定を「香港」にしてしまうというもの。地域さえ設定してしまえば、あとは急上昇の動画をひたすらスクロールしていくだけで動画が探せます。
最後に
先ほども少し触れましたが、広東語はあくまで「話し言葉」。よくよく考えてみると、教材を買って文字を見ながら勉強していくというのは少し変な方法かもしれません。
ただ、やはりいつでも見られる教材を手元に置いておく安心感はありますし、単語もばらばらに覚えるよりは最初にある程度覚えてしまってから、Youtubeやドラマに移行していく方がよいと思います。
英会話に必須!英単語を「言い換える」練習法
英会話を上達させるためにいろいろやっているけど一向に上手くならない...そんな人は少し違った視点からの学習をしてみてはどうでしょうか。
そう、おすすめなのは英単語を「言い換える」練習です。あまり注目されることのない部分ですが、実はとても大切。
今回は英会話に必須の、英単語を「言い換える」練習法について紹介していこうと覆います。
はじめに
英単語の「言い換え」とは
「言い換え」とはズバリ、「分からない単語を知っている単語の組み合わせで言い換える」ことです。
例えば「私は獣医です」ということを英語で言いたければ、普通なら「I am a veterinarian(vet)」とします。
ですが、会話のなかで「veterinarian(獣医)」という単語が思い浮かばなかったらどうするでしょうか。
ここでは「I am an animal doctor」だとか「I cure animal diseases」などと表現することができます。
こういった言葉の英語訳が分からないときに、その場でググったり辞書で調べたりするのは会話の流れを断ってしまう行為。ですが、自分の頭で考えて別の単語に言い換えることができればなんの問題もありません。
英単語の「言い換え」をするうえでのポイント:完璧でなくても良い
言い換えを練習する上での最大のポイントは、「完璧にこだわらない」ことです。
多少意味の違いが生じても、通じるならよしというスタンスでOK。もちろん、言い回しによって多少のニュアンスの違いがでることはありますが、そこで悩むよりはどんどん英単語を声に出していくべきです。
その意味では、先程のように文構造を壊すような大胆な言い換えもどんどんやっていきましょう。
英単語の「言い換え」を練習するメリット
単語が分からなくても表現可能
英語の「言い換え」をこなせるようになれば、難しい単語が思い出せないからと言って悩むことはなくなります。これによって会話もよりスムーズに進むでしょう。
また、「より少ない単語量でたくさんの物事を表現できるようになる」というのもポイントです。
実際、この「言い換える力」をしっかりと身に着けることができれば英会話に必要な単語数は全然多くありません。英会話に必要な語彙は3000語あれば十分とも言われています。
「見て分かる」英単語の量を増やすよりも、「使える」英単語の量を増やす方が圧倒的に有意義です。
もちろん試験や検定などでは別ですが...。
より自然な英語になりやすい
日本語の普段の会話の中で難しい単語をたくさん使うと不自然に思うでしょうが、それは英語も同じ。日常会話の中で難易度の高い単語が出てくることは少なく、多くは簡単な単語の組み合わせで表現されています。
無理にレベルの高い単語を使ってしまうと、かえって不自然な表現になってしまいます。
文法を実践から学べる
これは副産物的なメリットではありますが、英語の言い換えを練習することで頭の中で英文を構成する能力が伸びます。
実際の会話では、相手はこちらを待ってくれるわけではありません。英語の言い換えを続けていくことで、結果として文法への理解が深まります。
「言い換え」練習法
英訳をたくさんこなす(最重要)
日本語→英語の訳を沢山こなすことは英文を作る力を上げるための基礎ですが、そのやり方を一工夫することで「言い換え」の力を飛躍的に伸ばすことができます。これが最重要な練習法です。
英訳のやり方ですが、おすすめなのはインターネット上の日本語のサイト・ブログ記事を辞書や翻訳アプリを使わずに英語に訳していくことです。
日本語のニュースを訳すのもよいですが、ジャンルによっては固有の言い換えづらいような単語が出てくるので、注意しましょう。
注意したいのは、なるべく辞書やGoogle翻訳を使わないこと。はじめから翻訳アプリを使うことは避け、あくまで答え合わせ的な感じで使うようにします。
英訳しているときに「これって英語でどういうんだろう」という単語が出てきたときに、すぐに答えを見ずに別の言葉で言い換えないか考えて見てください。これが言い換えの練習に効果的です。
さらに意識したいのが、直訳に拘らないこと。
文の構造も大幅に変えて構いません。先程も言ったように、意味が伝わる正しい英語を掛けるようになればそれで十分です。
英英辞典を活用してみる
日本語→英語の訳を大量にこなすことが最重要ですが、英英辞典を活用してみるのもおすすめです。
英英辞典は、英単語の説明が日本語ではなく英語で書かれている辞書。私たちも使うような国語辞典と同じです。英英辞典の説明欄は、要するにその単語の「言い換え」です。
英英辞典は説明も全て英語。使いこなすのは難しいですし、必ずしも持っていないと上達しないものではありませんが、用途も多く持っておくと便利です。
英英辞典をわざわざ買うのは大変という方には電子辞書がおすすめです。英英辞典以外にも様々な機能があるので、コスパは最強ですね。
活用法というほどのものでもないですが、気になった英語の単語をとりあえず引いてみてください。その単語の本質が見えてきて面白いです。
(できれば)多読
多読は、その文字通り大量の英文(洋書)を読んでいく勉強法です。実際の英文で使われている表現をたくさん取り入れることで、より自然な言い換えや文章の蓄積を図ることができます。
どんどん実践する
何をするにしても実戦をつまないと英語は伸びません。
試験のためだけに勉強するなら別ですが、実際に英語を話せるようになりたい人はどんどん実戦に取り組んでいきましょう。
スカイプなどの通話サービスを利用したオンライン英会話は、価格がリーズナブルでとっつきやすいのが特徴。一番のおすすめはDMM英会話。かれこれ一年以上続けており、今でもスピーキング能力の伸びを感じられています。
レッスンの無料体験も提供しており、こちらから登録可能。DMMアカウントを作成して登録することもできますし、GoogleやTwitterのアカウントから登録することも可能です。自動で有料会員に切り替わる、なんてことはないので安心してレッスンを受けられます。
詳しい料金体系やプランの仕組みについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
使える英単語を覚えるためには「イメージ化」と「フレーズ」が重要
なかなか英語が口から出てこない、いざ話そうと思ってもどうすればいいのか分からない...そんな方は「英単語の覚え方」が間違っているのではないでしょうか。
英単語は英語の基礎で、何事にも欠かせない分野です。英会話においても当然重要な分野なわけですが、大切なのは「使える英単語」を覚えることです。
「見て分かる」だけでは不十分で、「実際に使える」英単語でなくては意味がありません。
今回は使える英単語を覚える方法について、2つのポイントから紹介していきます。
使える英単語を覚えるためのコツ①:イメージで覚える
英単語は「イメージ」で覚えるのが鉄則です。どちらかといえば、日本語よりも先にイメージが思い浮かぶような状況が理想です。
英語と日本語は根本的に全く違う言語。よく考えて見れば、日本語に訳して覚えろという方がおかしな話です。かといって英語のまま覚えるのはそれはそれで大変。そこで行き着くのが「イメージ」による記憶です。イメージに言語は存在しません。
「Apple」や「Tiger」といった日本人にとっても身近な単語や、「Run」や「Eat」といった初級の単語を見たときには日本語よりもイメージが先に思い浮かぶと思います。
この感覚をその他の単語でも作れるようになればOKです。
具体的でなくてもたった一瞬のぼんやりとしたイメージや、それと関連したイメージがあればそれで大丈夫。
いちいち日本語でなくイメージで覚えるのは手間なようですが、実は効率が良い方法だったりします。慣れてくればスラスラと進めることができるようになりますし、文字による記憶よりもイメージによる記憶の方が覚えやすいのも事実です。
使える英単語を覚えるためのコツ②:フレーズで覚える
英単語の意味は分かるけど使えないという状況はおきがちです。それはなぜかというと、覚えるときに単語しか見ていないからです。
多くの英単語帳には単語と共にフレーズが載っていると思いますが、イメージによる記憶に加えてそのフレーズを活用していくのが使える英単語を覚えるためのコツです。せっかく付いているフレーズを使わないのは損。
英熟語や動詞などの場合はその例文を必要な部分だけ切り取って覚えればOK。単語帳の中にはフレーズが無駄に長いものもあるので、そういったものは一部を切り取って覚えるのが良い方法です。
形容詞や名詞の場合は「Beautiful+Flower→Beautiful flower」のような感じでセットにするのがやりやすいです。
単語そのものもスラスラ頭に入ってくるようになりますし、なにより「フレーズの中での単語」としての記憶が残せます。
こうしたフレーズをどんどん声に出して口に覚えさせていきましょう(口に出さずに見るだけでは効果は半減です)。
試験対策にも非常に有効
「使える英単語」をわざわざ覚えるのは英会話上達のためだけであって、試験や検定の対策に遠回りな戦略と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
今回紹介する方法の一番先には「実際の会話で使えるようになる」という目的がありますが、それぞれの覚え方は人間の記憶のメカニズムに沿ったものでもあります。
目的が多少違えど、英単語を覚えるための良い方法であることは間違いありません。
具体的な学習法
覚えたい単語帳1冊とペンさえあればOK
単語帳は絶対にフレーズの付いているものを選びます。フレーズの付いていないものの方が少ないとは思いますが...。
フレーズは自分で作らないと意味がない!と思われるかもしれませんが、単語帳に使われているものをそのまま覚えて問題ありません。もちろん自分で一から作った方が英文を作る力は上達するでしょうが、それはかなりの手間になってしまいます。
中途半端に手間をかけるよりは、元からついているものを使っていったほうが良いでしょう。
何回も触れることがやっぱり重要
これはよく言われることですが、一日に単語を5個ペースで覚えるよりも50個ペースくらいで覚える方が効率よく単語を習得できます。
そんなに一気に覚えられないんじゃないの?と思われると思いますが、重要なのは覚えようとすることではなくたくさん触れようとすること。
繰り返し数をこなし、何度も何度も復習をしていくことが記憶の定着につながります(エンゲルハウスの忘却曲線)。
範囲を決めて、1日に50個の単語を覚えるくらいのペースで進めていくのがよいでしょう。「新しい50単語を覚える」+「昨日の50単語の復習をする」といった感じですね。
最終的には実践を積んでいくのがベスト
今まで使える英単語を覚えるための方法を紹介してきましたが、やっぱり欠かせないのが実践です。英単語を覚えたら、それを実際に口に出して使わないことには意味がありません。
実践なしでもある程度まで上達させることは可能ですが、「実際の会話で滑らかにしゃべれるようになりたい」といった方はどんどん実践を積んでいきましょう。
おすすめなのはDMM英会話などの「オンライン英会話サービス」の利用です。教室を持たない分費用が抑えられているので、安価で良質なサービスを受けることができます。
最後に
今回は、使える英単語の覚え方について「イメージ化」と「フレーズ」という2つの視点から見ていきました。
実際に英語を喋れるようになるために必要な単語は決して多くなく、重要なのは「使える英単語」をいかに増やせるかということです。
見て分かる、聞いてわかる、だけではなく実際に使えるかどうかも意識して英語学習を進めていくことが大切です。
イギリス英語を身に着けたいならシャドーイングが一番!おすすめの教材も紹介
何となく魅力のあるイギリス英語
英語の本場、イギリス固有のアクセントはイギリス英語と呼ばれます。もっとも、ここで取り扱うのは中でも上流階級の国民が使っていたとされる「容認発音」ですが。
日本で一般的なのはアメリカ式の発音ですし、多くの教育機関や教材はアメリカ英語中心です。しかし、世界的にみるとイギリス英語も負けていません。イギリスを旧宗主国とする多くの国で話されているのはイギリス英語を基本としたものです。
そんなイギリス英語を魅力的に感じ、身に着けてみたいと思っている人も多いはず。ネイティブの間でも、上品な印象を受けるアクセントです。
イギリス英語には、文法・語彙・表現など多くの違いがありますが、今回はイギリス英語の「発音」に絞ってそのアクセントを身に着ける方法について見ていきます。
注意点1:基礎的な力を身に着けてから
イギリス英語を勉強しようとするのは良いですが、その特徴を十分に理解するためにはある程度の英語力が必要です。基本的な語彙や文法の知識が身についていない状態でイギリス英語に手を出しても、中途半端なまま終わってしまうでしょう。
はじめのうちは日本の主流で、教材も豊富なアメリカ英語から学習していった方がおすすめ。遠回りなようでも基礎をしっかり学んでおけば、結果的には早くイギリス英語を身に着けられると思います。
注意点2:イギリス英語といってもたくさんある
一言にイギリス英語といっても、その種類は多種多様。イギリスの国土はアメリカよりもかなり狭いですが、方言の種類はアメリカよりも豊富。
私たちがイメージするようなイギリス英語は容認発音と呼ばれるもので、使っている人口はイギリス人の3パーセントほどであるとも言われています。
イギリスの中でもスコットランド人の英語なんかは訛りもきつく聞き取りずらいですし、容認発音とはまた違ったイメージを受けます。
イギリス英語はシャドーイングで身に着けられる
いろいろ言ってきましたが、イギリス英語を身に着けるための勉強法としては「シャドーイング」が一番のおすすめです。
シャドーイングとは
シャドーイングは、お手本の音源を聞きながら、数秒遅れてリピートしていくという勉強法。リスニング力とスピーキング力をともに磨いてくれる効果的な英語勉強法です。
難易度も高く挫折しやすくはありますが、効果は絶大。王道中の王道です。
シャドーイングが最適な理由1:聞き入れたものを忠実に真似していく
シャドーイングは、聞き入れた音を忠実に真似していく勉強法。イギリス英語を実際に声に出して勉強することができます。話せるようになるために、実際に口を動かすという作業は必須。これらをお手軽にできるのがシャドーイングです。
聞き取った音をそのまま真似していくので正しい発音も身につきやすいですし、ただ発音の知識を身につけたりするよりも、実践にも活かしやすいです。
シャドーイングが最適な理由2:イギリス流の発音に慣れることができる
シャドーイングのもう一つの効果は、イギリス流の発音に慣れることができるということ。
慣れるだけなら聞き流すので十分じゃないの?と思われるかもしれませんが、それではあまり意味がありません。しっかりと「聞き取ろう」と思って聞かないと耳をイギリスの発音にならすことはできません。
シャドーイングはしっかりと音を聞き取ったうえでそれをリピートしていくわけなので、音そのものを集中して聞き取ろうという作業が必須です。
さらに、シャドーイングは耳から入ってくる音のみに注意を払い、目から入ってくる情報(スクリプトなど)は排除していくのも特徴。文章そのものの意味もあまり気にしません。
音読やオーバーラッピングなども「声に出す」という点から見れば優秀な勉強法ではありますが、シャドーイングはこれらとは違って「耳から」の情報のみから発声していきます。
目から入る情報量は多いので、スクリプトありだとどうしても耳を使わながち。耳からの情報のみを頼りにすることで、イギリス英語耳?を作っていくことができます。
おすすめ教材
BBC Learning English
BBC Learning English - BBC Learning English home page
イギリスの公共放送BBCの発音は、非常に綺麗な容認発音です。このBBC Learning Englishでは、英語学習者向けのたくさんの音源を視聴することができます。
BBC Learning English - 6 Minute English
しかも全て無料。これほどのクオリティのものを完全無料で手に入れることができます。イギリスの公共放送なので信頼性も抜群ですし、映像やスクリプトもしっかりとつけられています。
イギリス英語を聞く
こちらは、生のイギリス英語の会話文を多数収録したリスニング教材です。良い意味で、BBCのようなきれいな英語ばかりではないというのもポイント。少しレベルは高めですが、実際の会話でも絶対に役立つはずです。
【英語学習】シャドーイングとは?やり方とその効果まで徹底解説
シャドーイングとは
シャドーイングは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて自分が発声するという英語学習法です。追いかけて声を出していく様子が影のようだということで、シャドーイングと名付けられたのだと思います。
重要なのは、音源を聞きながら少し遅れて自分も声を出すという点。音源と全くの同時に発声したり、音源が終わってからリピートしたりというわけではありません。
一言で言うとシャドーイングは「聞きながら話す」ということ。日本語でも何でもそうですが、2つのことを同時並行で行うのは高い集中力が求められます。そういう意味で、シャドーイングは非常に高難易度な英語学習法です。
ただし十分な基礎力(最低限の発音知識・語彙力)のないうちにシャドーイングをやっても、上手くできない上に効果も現れません。自分でまだシャドーイングは難しいかな、と思う方はその前段階である「音読」と「オーバーラッピング」で力をつけるのがおすすめです。
シャドーイングの効果
1:広い意味での発音がよくなる
シャドーイングは、音源の一言一言をアクセントから息継ぎまで忠実に真似するのが基本です。
そのことによって、英単語の発音やアクセント、英語のリズムやイントネーションといったものを一気に身に着けることができます。
ただ読むよりも、「聞く」+「話す」の両方をもって得た知識は強力でしょう。
特に英単語の連結や消滅(リエゾン・リンキング)などは実際の英文を聴いてみないとなかなか分かりずらい部分ですし、思っていた聞こえ方と全然違う!なんてこともあり得ます。
2:リスニング力が上がる
シャドーイングでは耳で音源を聴いてそれを口でリピートしていくわけなので、当然ながら「しっかりと聞く」という作業を要します。
また、これらを単語ひとつひとつではなく文章そのものから聞き入れることができるのもポイント。先程も紹介したようなリエゾン・リンキングなんかは特に単語それぞれを見ていても気づきずらい部分です。
最初のうちは難しくても、それをどんどん繰り返していくことで耳が英語を認識してくれるようになります。
ただし、聴いた英語の音声を理解するものとは別問題。シャドーイングは英語の音を聴き取って繰り返すものなので、文章の意味そのものにはあまり目を向けません。
英会話であろうと、リスニングの試験であろうと、音声を聴き取るだけではなく内容を理解しなければいけません。そういった部分に対してシャドーイングが全く効果がないわけではありませんが、別に補う必要があります。
英語の意味理解を鍛えるためには、やはり大量の英文に振れることが大切。英語のニュース記事を読むなり、洋書多読をしてみるなり、とにかく別の方向からのトレーニングが欠かせません。
具体的な勉強法の一つである洋書多読については特に詳しくこちらの記事で紹介しています。
多読は直接的にリスニングと関係しているわけではありませんが、大量の英文をスピード重視でインプットすることによって「英語を日本語に訳さずに理解する力(≒英語脳)」を身に着けることができます。このことはリスニングにおいても重要なポイントです。
3:スピーキング能力(英会話力)が上達する
シャドーイングがスラスラと出来るようになってくれば、英語を口に出すことに慣れてきたという証拠。
スピーキングや英会話に苦手意識がある人の多くの悩みは「言いたいことはあるのに口から英語が出てこない」といったものだと思いますが、やはり口を動かさないと英語は喋れるようになりません。
シャドーイングは要するにネイティブの話す英文を少し遅れて真似しようとしているわけなので、効果がないわけがありません。
また、実際に声に出した英文は実際の会話でも出てきやすいです。先程も言ったように、見るだけで覚えた文章や単語と、声に出して覚えた文章や単語とでは理解度が全く違ってきます。
ただしスピーキング力についても、英会話力を伸ばしたいなら実際の会話による実践は必須。シャドーイングでもスピーキング能力は上達させられますが、シャドーイングだけですべてをやろうとするのは無理な話です。
今はオンライン英会話サービスなどで、安く高品質な英会話レッスンを受けることができます。これらを合わせて利用していけば良いでしょう。
押さえておきたいシャドーイングのコツ・注意点
1:忠実に真似する
シャドーイングの根本は「真似」です。細かい発音や単語のつなぎはもちろん、お手本のスピード・イントネーション・アクセント・リズムまでそっくりそのまま模倣して声に出しましょう。
当たり前ですが、真似をすれば真似をするほど英語の発音が良くなります。変に自己流の発音で声を出すのは絶対にNG。最初は難しいかもしれませんが、聞こえた通りに話すのが基本です。
2:長文を一気にやり切ろうとしない
長い英文を一気にやり切るのは英語の上級者でも至難の業。最初は短くいくつかの文に分けてシャドーイングをしていき、慣れてきたら長文のシャドーイングに挑戦していくのが良いと思います。
何回も繰り返していくうちに嫌でも流れが頭に入るとは思うので、数を重ねていけば長文のシャドーイングもそこまで難しくはありません。
3:意味よりも音に注意を払う
シャドーイングでは、英文の意味よりも音そのものに注目しましょう。シャドーイングに慣れてくれば文章の意味に目が届いて来ると思いますが、最初からやろうとするのはどっちつかずになってしまいます。
4:スクリプトや字幕を見ながらやらない
シャドーイングには英文を文字に起こしたスクリプト、もしくは動画で勉強する場合の英語字幕があると便利。つい発声中にも見たくなってしまいますが、これは絶対にやってはいけません。
スクリプトや字幕を見ながらシャドーイングをすると、どうしても情報が目から入ってきています。シャドーイングはあくまで耳から情報を得る勉強法なので、視覚からの情報を入れるのは効果が薄くなってしまいます。
スクリプトや字幕はシャドーイングの最初と最後に活用するのがおすすめ。シャドーイングを始める前にいちど英文に目を通して大体の流れを把握し、シャドーイングをし終わったら文章を確認して答え合わせをしましょう。
シャドーイング音源の探し方
1.Youtube
Youtubeで探すのが一番楽な方法です。スマホ一台でできるうえに完全無料と、気軽にどこでもシャドーイングをすることができます。
いきなり字幕のないものをシャドーイングするのは大変なので、なるべく字幕付きのものを選びましょう。
海外のYoutuberや、海外のニュース番組など音源はとても豊富。探すのにも苦労はしないと思います。
2.シャドーイング専用教材
シャドーイング専用の教材を買うのも、手っ取り早い方法です。多くのYoutubeの動画は決してシャドーイング用に作られてはいないので、少しやりずらい部分もあります。
その点シャドーイングの教材を使えば、順番に進めていけばよいだけなのでかなり楽ですね。
3.検定・試験の過去問
検定や試験のリスニング対策などでシャドーイングをする人は、過去問をそのまま使っていった方が効果的です。
試験特有のポイント(アクセント・文章の長さなど)も、シャドーイングを通じて身に着けていくことが可能。過去問を解いていくのと並行してその音源のシャドーイングも行っていくのが良いでしょう。
4.VOD(ビデオ・オンデマンド)
楽しみながらシャドーイングをやりたいけどYoutubeを使ってシャドーイングをするのはな...という人はVODの海外ドラマ・がおすすめです。
VODというのは月額定額でドラマや映画が見放題になる動画配信サービスのこと。月額料金は1000円前後が多いという印象です。多くの動画配信サービスではたくさんの海外ドラマの配信を行っています。
重視したいのは、「字幕(日本語・英語)が充実しているか」。このポイントを踏まえて一番おすすめなのは大手VODの一つの「Hulu」です。
シャドーイングをさらに効果的にする方法:音声を録音する
スピーキング、リスニング、発音など様々な効果を持つシャドーイングですが、「録音」という一手間をかけることによってさらに効果的に学習を進めていくことができます。
シャドーイングしている自分の音声を録音する、というのは最初のうちは少し恥ずかしいかもしれませんが、ただ何もしないで勉強していくよりも何倍も効果的になります。
録音の効果1:自分の英語の「癖」を知ることができる
自分の音声の録音を後になって見直してみることで、自分の話す英語の癖であったり発音できていない部分を改めて確認することができます。特に「自分の思っている以上に声が小さい」というのはありがちな話です。
シャドーイングでは、聞くという行為と話すという行為をほぼ同時に行っていきます。先程も言ったように、これにはかなりの集中力を必要とします。
なので、録音なしで普通に学習を進めてしまうと「自分はどのような英語を話しているのか」「うまくシャドーイングができているのか」なんてことは案外分かりずらいですし、そんなことを気にしたら音源についていけなくなってしまいます。
シャドーイングに限らず、自分の英語というのは確認しずらいものでもあります。しっかりと録音した音声を聞きなおして、自分の弱点さえ理解することができれば上達も早いでしょう。
録音の効果2:良い意味での緊張感を保てる
話題が変わりますが、シュリーマンによる語学学習法というものをご存知でしょうか。短期間で15ヶ国語以上を習得したというシュリーマンは、数々の効果的な語学学習法を残しています。
彼の学習法の中に、「学ぶ外国語を誰かに聞かせながら音読する」というものがあります。さらに言うと、聞かせる人はネイティブでなくても良いということ。その理由としては、人に聞かせることで自身の緊張感を高める狙いがあるからだそうです。
シャドーイングの録音も、狙いとしてはこれと同じ。シャドーイングしている自分の音声を録音することで、「録音している」というある程度の緊張感を持って学習に取り組むことができます。緊張のし過ぎは良くないですが、適度な緊張は効果的です。
いつもダラダラと適当に取り組みがちな人は、録音していると意識するだけでも集中してシャドーイングができると思います。
録音の効果3:上達の過程が分かる
録音することによってすぐに現れる効果ではありませんが、録音した音源を比較してみることで自分の上達の過程を知ることができます。
試験対策の一環としてシャドーイングに取り組む場合は目標もはっきりしていて飽きることもないでしょうが、特に試験などを受けるつもりがない場合は具体的な目標がないために、モチベーションの維持が難しいことも多いです。
録音データを聞いて「前よりも発音が上手くなった」「しっかりとついていけるようになった」などといったことを客観的にみられるので、継続のモチベーションも維持しやすいと思います。
最後に
繰り返しになりますが、シャドーイングは本当に効果的な英語学習法です。リスニング力とスピーキング力を磨くための第一歩といっても良いでしょう。
始め方も簡単で、シャドーイング教材や動画配信サービスを利用してもできますし、なんならYoutubeも活用できます。
リスニング力・スピーキング力をさらに上達させたいと思っている方は、ぜひ挑戦してみてください。