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シャドーイングは「録音」してやるとさらに効果的な理由

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おすすめの学習法「シャドーイング

シャドーイングは、お手本の英語音源を流しつつ、それに少し遅れて英語をリピートしていく勉強法。詳しいやり方や効果はこちらで紹介しています。

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聞きながら話す、ということでかなりの集中力を要します。難易度も高く、基礎的な力が身についていない状態で挑戦しても挫折しやすい部分もあります。まだ難しいかなと思う人はオーバーラッピングや音読といったシャドーイングの前段階の勉強をしていくのがおすすめ。

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スピーキング、リスニング、発音など様々な効果を持つシャドーイングですが、「録音」という一手間をかけることによってさらに効果的に学習を進めていくことができます

シャドーイングしている自分の音声を録音する、というのは最初のうちは少し恥ずかしいかもしれませんが、ただ何もしないで勉強していくよりも何倍も効果的になります。

録音の効果①:自分の英語の「癖」を知ることができる

自分の音声の録音を後になって見直してみることで、自分の話す英語の癖であったり発音できていない部分を改めて確認することができます。特に「自分の思っている以上に声が小さい」というのはありがちな話です。

シャドーイングでは、聞くという行為と話すという行為をほぼ同時に行っていきます。先程も言ったように、これにはかなりの集中力を必要とします。

なので、録音なしで普通に学習を進めてしまうと「自分はどのような英語を話しているのか」「うまくシャドーイングができているのか」なんてことは案外分かりずらいですし、そんなことを気にしたら音源についていけなくなってしまいます。

シャドーイングに限らず、自分の英語というのは確認しずらいものでもあります。しっかりと録音した音声を聞きなおして、自分の弱点さえ理解することができれば上達も早いでしょう。

録音の効果②:良い意味での緊張感を保てる

話題が変わりますが、シュリーマンによる語学学習法というものをご存知でしょうか。短期間で15ヶ国語以上を習得したというシュリーマンは、数々の効果的な語学学習法を残しています。

彼の学習法の中に、「学ぶ外国語を誰かに聞かせながら音読する」というものがあります。さらに言うと、聞かせる人はネイティブでなくても良いということ。その理由としては、人に聞かせることで自身の緊張感を高める狙いがあるからだそうです。

シャドーイングの録音も、狙いとしてはこれと同じ。シャドーイングしている自分の音声を録音することで、「録音している」というある程度の緊張感を持って学習に取り組むことができます。緊張のし過ぎは良くないですが、適度な緊張は効果的です。

いつもダラダラと適当に取り組みがちな人は、録音していると意識するだけでも集中してシャドーイングができると思います。

録音の効果③:上達の過程が分かる

録音することによってすぐに現れる効果ではありませんが、録音した音源を比較してみることで自分の上達の過程を知ることができます。

試験対策の一環としてシャドーイングに取り組む場合は目標もはっきりしていて飽きることもないでしょうが、特に試験などを受けるつもりがない場合は具体的な目標がないために、モチベーションの維持が難しいことも多いです。

録音データを聞いて「前よりも発音が上手くなった」「しっかりとついていけるようになった」などといったことを客観的にみられるので、継続のモチベーションも維持しやすいと思います。

最後に

録音するのに特別な機器は必要ありません。スマホにデフォルトで入っているボイスメモのアプリを使うだけです。

ちなみに、「録音」はシャドーイングに限らず、英語の文章を音読するときや、スピーキングの練習をするときにもおすすめです。最初は自分の英語を聞くのが恥ずかしいかもしれませんが、回数を重ねれば次第に慣れてくるので、ぜひ自分の勉強法に取り入れてみてください。