LL ouban

使える英単語を覚えるためには「イメージ化」と「フレーズ」が重要

なかなか英語が口から出てこない、いざ話そうと思ってもどうすればいいのか分からない...そんな方は「英単語の覚え方」が間違っているのではないでしょうか。

英単語は英語の基礎で、何事にも欠かせない分野です。英会話においても当然重要な分野なわけですが、大切なのは「使える英単語」を覚えることです。

「見て分かる」だけでは不十分で、「実際に使える」英単語でなくては意味がありません。

今回は使える英単語を覚える方法について、2つのポイントから紹介していきます。

使える英単語を覚えるためのコツ①:イメージで覚える

英単語は「イメージ」で覚えるのが鉄則です。どちらかといえば、日本語よりも先にイメージが思い浮かぶような状況が理想です。

英語と日本語は根本的に全く違う言語。よく考えて見れば、日本語に訳して覚えろという方がおかしな話です。かといって英語のまま覚えるのはそれはそれで大変。そこで行き着くのが「イメージ」による記憶です。イメージに言語は存在しません。

Apple」や「Tiger」といった日本人にとっても身近な単語や、「Run」や「Eat」といった初級の単語を見たときには日本語よりもイメージが先に思い浮かぶと思います。

この感覚をその他の単語でも作れるようになればOKです。

f:id:ezinotakuhi:20180723165430p:plain

具体的でなくてもたった一瞬のぼんやりとしたイメージや、それと関連したイメージがあればそれで大丈夫。

いちいち日本語でなくイメージで覚えるのは手間なようですが、実は効率が良い方法だったりします。慣れてくればスラスラと進めることができるようになりますし、文字による記憶よりもイメージによる記憶の方が覚えやすいのも事実です。

使える英単語を覚えるためのコツ②:フレーズで覚える

英単語の意味は分かるけど使えないという状況はおきがちです。それはなぜかというと、覚えるときに単語しか見ていないからです。

多くの英単語帳には単語と共にフレーズが載っていると思いますが、イメージによる記憶に加えてそのフレーズを活用していくのが使える英単語を覚えるためのコツです。せっかく付いているフレーズを使わないのは損。

英熟語や動詞などの場合はその例文を必要な部分だけ切り取って覚えればOK。単語帳の中にはフレーズが無駄に長いものもあるので、そういったものは一部を切り取って覚えるのが良い方法です。

形容詞や名詞の場合は「Beautiful+Flower→Beautiful flower」のような感じでセットにするのがやりやすいです。

単語そのものもスラスラ頭に入ってくるようになりますし、なにより「フレーズの中での単語」としての記憶が残せます。

こうしたフレーズをどんどん声に出して口に覚えさせていきましょう(口に出さずに見るだけでは効果は半減です)。

試験対策にも非常に有効

「使える英単語」をわざわざ覚えるのは英会話上達のためだけであって、試験や検定の対策に遠回りな戦略と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

今回紹介する方法の一番先には「実際の会話で使えるようになる」という目的がありますが、それぞれの覚え方は人間の記憶のメカニズムに沿ったものでもあります。

目的が多少違えど、英単語を覚えるための良い方法であることは間違いありません。

具体的な学習法

覚えたい単語帳1冊とペンさえあればOK

単語帳は絶対にフレーズの付いているものを選びます。フレーズの付いていないものの方が少ないとは思いますが...。

フレーズは自分で作らないと意味がない!と思われるかもしれませんが、単語帳に使われているものをそのまま覚えて問題ありません。もちろん自分で一から作った方が英文を作る力は上達するでしょうが、それはかなりの手間になってしまいます。

中途半端に手間をかけるよりは、元からついているものを使っていったほうが良いでしょう。

何回も触れることがやっぱり重要

これはよく言われることですが、一日に単語を5個ペースで覚えるよりも50個ペースくらいで覚える方が効率よく単語を習得できます。

そんなに一気に覚えられないんじゃないの?と思われると思いますが、重要なのは覚えようとすることではなくたくさん触れようとすること。

繰り返し数をこなし、何度も何度も復習をしていくことが記憶の定着につながります(エンゲルハウスの忘却曲線)。

忘却曲線 - Wikipedia

範囲を決めて、1日に50個の単語を覚えるくらいのペースで進めていくのがよいでしょう。「新しい50単語を覚える」+「昨日の50単語の復習をする」といった感じですね。

最終的には実践を積んでいくのがベスト

今まで使える英単語を覚えるための方法を紹介してきましたが、やっぱり欠かせないのが実践です。英単語を覚えたら、それを実際に口に出して使わないことには意味がありません。

実践なしでもある程度まで上達させることは可能ですが、「実際の会話で滑らかにしゃべれるようになりたい」といった方はどんどん実践を積んでいきましょう。

おすすめなのはDMM英会話などの「オンライン英会話サービス」の利用です。教室を持たない分費用が抑えられているので、安価で良質なサービスを受けることができます。

ouban.hatenablog.com

最後に

今回は、使える英単語の覚え方について「イメージ化」と「フレーズ」という2つの視点から見ていきました。

実際に英語を喋れるようになるために必要な単語は決して多くなく、重要なのは「使える英単語」をいかに増やせるかということです。

見て分かる、聞いてわかる、だけではなく実際に使えるかどうかも意識して英語学習を進めていくことが大切です。