【IELTSリーディング対策】参考書・問題集を買う必要はなし!過去問と練習問題の探し方
IELTSリーディング対策に、個別の参考書や問題集を使って勉強しようとしていませんか?役に立つ教材多いですし、そのやり方を100%否定するわけではありませんが、個人的にはリーディング専用の参考書や問題集を購入する必要はないと考えています。
過去問は買っておくべき
IELTSは紙の公式過去問集を出版しています。試験4回分(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングすべて)が掲載されており、音源入手もネットから可能。
毎年1冊ずつ新しいバージョンが発売され、2020年の段階での最新バージョンは15。年をさかのぼるにつれて問題の傾向も変わってきてしまうので、なるべく最新に近いものを手に入れるのがおすすめです(最低でも2ケタ台のバージョン)。もちろん過去問をすべて買いあさる必要はまったくありません。できれば2冊、無理そうなら1冊揃えられれば十分です。
もう一つ注意すべきなのが、過去問の種類。ご存じの通りIELTSにはAcademicとGeneralの2つの試験形式があり、過去問もそれぞれ分かれた状態で出版されています。上記のリンクはどちらもAcademic用です。
練習問題はネット上から大量に入手可能
公式の過去問ではありませんが、リーディングの練習問題はネット上で簡単に見つけることができます。おすすめなのはこちらのサイトの練習問題集。
リンクを開くと、20以上のリーディングの練習問題が並べられています。20というと少ないような気もするかもしれませんが、実際には一回解いて見直すのにもかなり労力がいるので、十分すぎる量。もし他の問題を探したければ、practice paperやsample paperなどと検索すると大量に出てきます。IELTSは日本ではまだまだ知名度も低い?ので英語(または中国語)で調べるのがおすすめ。
特にこのサイトがおすすめな理由としては、このようにインタラクティブな設計になっているから。
上の問題では、パソコンでカーソルを合わせてそれぞれの空欄をクリックするだけで答えが打ち込まれます。すべて解き終わったらページの一番したのCHECK ANSWERSを押すだけ。ストレスゼロで問題を解いていけます。
疑問:なぜ過去問集を買うべきなのか?
ネット上でこんなに練習問題が探せるのであればわざわざ無駄に高い公式過去問集を買う必要はない!と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
少々割高なのは否めませんが、やはり公式の過去問集にしかないメリットも多くあります。まず第一に、掲載されている問題は文字通り過去の試験で使われた問題です。出題の癖もIELTSそのものですし、パッセージ3つで1セットというのも変わりません。多くの練習問題も、内容は本番のIELTSそのものですが、傾向が違ったりします。特にTRUE/FALSE/NOT GIVEN 問題など、IELTSの問題の出され方に慣れておく必要のある部分では、実際の過去問を解いていくのがおすすめです。
過去問では、難易度の組み合わせも本番さながらですし、3パッセージあるからこそ考えなければならない要素も出てきます(3問目のために時間を取っておくべきか、、などなど)。
また、公式過去問集がカバーしているのはリーディングの問題だけではありません。リスニング、スピーキング、ライティングなどその他の能力もカバーしています。また紙に直接メモやマーキングを書き込みたい派の人たちにも、公式過去問集はおすすめです。
過去問集と練習問題の活用法
過去問集を買った方は、あくまで過去問集は本番と同じような環境に慣れるため、練習問題はIELTS用のリーディングの力をつけるため、といった具合で問題を解く目的を分けるのがおすすめ。
具体的に言ってしまうと、もし過去問集の問題を解いていくのであれば3セット一組でしっかりと60分時間を計って解くのがおすすめ。逆に1問ずつ20分計って、、、といったやり方はおすすめしません。せっかく3問セットで、難易度の組み合わせも本番さながらなのにそれではもったいないとしか言いようがありません。
逆にネット上で探した練習問題については、むりに3問まとめて60分で解く、といったことはしなくてもいいように思います。どちらかというと過去問挑戦前に力をつけるための教材、といった感じでしょうか。
それぞれの使い方と具体的な勉強法については、こちらの記事で分かりやすく紹介しています。
【IELTSリーディング対策】8.0を目指すためのおすすめの勉強法【ポイントは「速読」】
IELTS Reading (Academic) の概要
IELTS Reading test は60分間の試験です。大問は3つあり、合計3つのパッセージを読む必要があります。問題は全部で40問。1パッセージあたり10問から15問の計算です。
取り扱われるパッセージは、アカデミックなものが多めです。広告や手紙など、他の試験でありがちな題材は出てきません。ただし、アカデミックといっても専門的な知識が要求されるようなものではないので、安心してください。
点数とスコア
知っている方は読み飛ばしていただいてかまいませんが、IELTSは9段階評価(バンドスコア)試験で、0.5点刻みで点数がつきます(つまり、満点9点の一つ下は8.5、そのまた一つ下は8)。40問のうちどれだけ正解したかに応じてバンドスコアが与えられます。
上の表を見てもらえばわかるように、満点スコアを取るためには全問正解または一問ミスが条件。逆に7割程度あっていれば7はつきます。リーディング(およびリスニング)はライティングやスピーキングに比べてかなり高得点が狙いやすいはず。
リーディング勉強法の基本:速読力を伸ばすこと
IELTSのリーディングにおける最大のポイントは速読力です。速読といっても、ただ速く読めばいいという意味ではなく、内容の理解も伴っている必要があります。ここでの速読力とは、「いかに速く正確に内容を理解できるか」というもの。
誤解してほしくないのが、よく言われる「ポイントだけを探し出して読み込む、それ以外のところは流し読み」といった手法を準備段階から推奨しているわけではないということ(実際の試験では有効です)。ただし、これを早い段階からしてしまうと、「速く読んで内容を理解したつもりでいたけど実際は全然頭に入ってなかった」ということが起こりがちです。ここでいう「速読」は決して「精読の逆」ではなく、「速い精読」といってもよいでしょう。
大前提:最低限の文法知識と語彙力
大前提ですが、最低限の文法知識と語彙力は必要です。特に大切なのは語彙力。リーディングの問題を解いていく過程でも語彙力は身についていくので、最初から完璧にしておく必要はありませんが、文章に出てくる大半の言葉は分かるようになっておかないと内容理解に支障が出ます。IELTS向けの単語の覚え方についてはこちらの記事を参考にしてください。
最終目標は5分で1パッセージを理解すること
速読力を伸ばす上で最終的な目標にしたいのは、実際の試験で「1パッセージ5分」というペースで文章を読み、理解することです。
速いと思われるか遅いと思われるかは分かりませんが、時間に余裕をもってリーディングの問題を解いていくためには、この程度の速さがあると安心。ただ、速く読もうとして内容理解が疎かになるのは最悪なので、無理はしないように注意。具体的な解き方、読み方についてはこちらの記事を参考にしてください。
時間配分については、詳しくこちらの記事でも紹介しています。
精読と多読の繰り返し
速読力を伸ばすためにすべきなのは、精読と多読の繰り返しです。ポイントは以下の3つ。
・最初から速読はしない(文章の単語や文法構造を確認してから)
・何度も読みまくり、最終的に3分で読み終わることを目指す
・余裕があれば音読も取り入れる
まず用意するべきは過去問、または練習問題です。個人的には必ずしも用意する必要がないように感じています。過去問や練習問題の探し方については、以下の記事を参考にしてください。
当たり前かもしれませんが、過去問や練習問題をきっちり時間を計って(できれば60分ぶっ通し)解いていく作業は必須になります。なので具体的な手順としては
①問題を解く(解き方については先ほどのリンク参照):60分
②答え合わせ:1分
③解きなおし(質問文と問題文の読み直し=単語や文法構造の確認):30分
④読みまくる:1セット3分~5分
となるでしょうか。一度精読した文章を読みまくることになるので、3分で内容を理解できるようにはなっておきたいところです(実際の試験は初見の問題なので先ほど言ったように5分でOK)。
速読力を伸ばすポイント:最初はゆっくりでいいので戻らないように読む
速読力を伸ばすために一番大切だと思っているのが、普段から英文を「戻らないように読む」ように心がけることです。文章を読んでいるときにさらっと英文を流してしまって、あれさっき何言ってたっけ、となりもう一度戻って読みなおす、というのはありがちなことなのではないかと思います。
ただ、これをしてしまうと時間のロスになるのはもちろん、別の言い方をすれば集中力が落ちているということになってしまいます。なので、最初の段階では無理に速く読むことは意識せず、絶対に戻らないように、一回目を通しただけで内容を理解することに集中してみてください。
なお、この練習はIELTSの問題を使わなくてもできます。BBCやCNNなど、海外のニュースサイトを利用して毎日英文を「戻らないように」読む練習をしてみましょう。
速読のコツ:「かたまり」で文章を見る(主語、動詞、目的語、修飾と被修飾の理解)
もうひとつの速読のコツは、文章を「かたまり」で見るようにするということ。こうすることによってスピーディーに文章を一回で理解することができるようになります。
「かたまり」というと少し子供っぽい感じがするかもしれませんが、もっと英文法ぽい言葉を使うと、どの単語(または単語の集まり)が主語または目的語で、どれがメインの動詞で、といったことを理解するということです。
Health Secretary Matt Hancock says the approval of the Oxford-AstraZeneca vaccine "is a really significant moment" in the fight against the virus.
上の英文はBBCのとある記事の最初の1文です。この文章はかなり簡単かもしれませんが、カンマが何回も続いたり、関係代名詞による修飾が加わったりして、さらに複雑になった英文がIELTSではよく出てきます。
BBCの英文を例として使ってみると、health Secretary Matt Hancock が全体の大きな主語で、saysがメインの動詞、後の残りはすべて大きな目的語といってもよいでしょう。目的語の部分をさらに分解してみると、the approval of the Oxford-AstraZeneca vaccineが主語、isがbe動詞で、それ以降が補語とその修飾です。
何か中学、高校英語のような感じがしますし、嫌いな人は嫌いかもしれません。文法用語を覚えたり、こんなことをいちいち頭の中で考える必要はありませんが、やってほしいのは「かたまり」を意識することです。
例えば頭の中で英文を読むときに、Health Secreatary Matt Hancock Says、で一呼吸置くと、その後には何かしらの文章(thatが省略されている)が続くんだな、と予想できます。このようなあまり難易度の高くない文章の場合はわざわざする必要もないかもしれませんが、複雑な文章の場合は一呼吸置きつつ読むのが混乱を防ぐためにもおすすめです。
最後に
今回は紹介しませんでしたが、問題文の読み直しをする段階でよくわからない単語が出てくることがあると思います。そういった単語は何度も後々読んでいくうちに自然に覚えるのでそこまで意識しなくても構いませんが、やはり問題文中に出てきた単語は単語帳の単語とは別にまとめておくのがおすすめ。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
【時間が足りない方へ】IELTSリーディングの時間配分法と時間を節約するテクニック
IELTSでは3つのパッセージ、40問を60分で解きます。1つのパッセージにつき、前後はしますが大抵10問~15問程度の問題が出されます。公式では、それぞれのパッセージに20分ずつの時間を費やすことが推奨されています。
1パッセージに20分費やすのは危険
何となく想像できるかもしれませんが、公式が推奨しているからといってそれぞれのパッセージに考えなしに20分の時間があると考えるのはやめたほうがいいでしょう。
これはどんな試験でも共通ですが、基本的に最後の5分は見直し時間ですので、実際に与えられた時間は55分と考えてよいでしょう。となると、20分は使いすぎです。
ただし「○○分使う」とは考えない方がいい
仮に55分を3で割って、大体18分ずつ使おう、と計画したとします(上の表でも例として示しています)。これ自体は悪いことはありません。
ただし、難しい問題があって行き詰った時に「まだ13分しかたってなくてあと5分あるからじっくり考えよう」というのはやめた方がいいです。その5分の思考は無駄になる可能性があるので、まだ13分でもどんどん次のパッセージに行くことをおすすめします。最後にまた戻ってくればOK。
コツ:どんどん先に進む
ということで、ここで大切になるのが長時間悩みそうになったらどんどん飛ばして先に進んでいくということです。たとえ自分のペースで時間が少し余っていたとしても、今使っていしまうより後のための貯金にしておく方が得策です。
おすすめの時間配分:1分+5分+残り時間
おすすめの時間配分は以下の3ステップです。
スキミングのやり方、問題確認のポイント、文章の読み方など詳しい解き方とコツについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
要点だけかいつまんで説明すると、結局のところは「時間が足りない」理由は文章を読むスピードの遅さに帰結します。といっても、ただ速く読めばいいのではなく、速く読み、かつ内容を一発で理解する必要があります。
またこちらは小手先なテクニック的な話になってしまうのですが、文章を読み終わり、さっそく問題を解いていく過程で、もう一度いくつかの段落を読み直して答えを探すことになると思います。その際に役立つのが最初の1分で行うスキミングと問題確認です。スキミングとは、いざ実際に読み始める前にパラパラっと段落の一部分を目で流し大体何を言っているのかを確認することで、問題確認は文字通り何が問われているのかに目を通しておくこと。
これらをしてから文章を読むことで、どこに何が書いてあるのか、またどういった内容に注目すべきなのかが分かりやすくなり、結果的にも時間短縮につながります。
1パッセージあたり○○分といった縛りは設けない
上で紹介した3ステップでは、最初の1分でスキミングと問題確認、次の5分で文章を読む、とまでは言及しているものの、全体で何分間を費やすかには触れていません。実はこれこそがおすすめの時間配分法です。
・時間に縛りは設けず答えが埋まり次第次に行く
・自信がない答えには印をして後で見返せるように
・時間がかかりそうなら飛ばす
時間に変に縛りを設けてしまうと、先ほど触れたように逆にその時間を意識しすぎてしまうきらいがあります。であれば時間配分は問題を読む段階までは意識して、それ以降はとにかくスピーディーに、というのがこの時間配分法のコンセプト。
もちろん第三問目まで一通り解き終わった後にまたもう一度(またはもう二度三度)戻ってくる前提なので、自信がない答えには印をして後でもう一度解けるようにしておき、時間がかかりそうなら飛ばして、それらの問題も後でまた解きます。
【IELTS対策】おすすめのIELTS用英単語の覚え方
IELTSで高得点を狙うにあたって欠かせないのが語彙を増やすことです。実際、IELTSに登場する英単語や英検1級やTOEFLと比べてレベル自体は高くないので、そこまで恐れる必要はありません。ただし試験の性質上どうしてもアカデミックな単語が多くなってくる点、またライティングやスピーキング対策として実際に自然な形で単語を運用する能力が求められる点がポイントになってきます。今回は、IELTS対策として英単語を覚えるステップを3つに分けて紹介していきます。
1 単語帳を買って覚える
一番大変なのは、このステップです。単語帳という言葉を聞くだけで気持ちが悪くなるような方も中に入ると思いますが、単語帳を使うのはこの最初のステップだけです。そもそも書店で売っているような単語帳は、ほとんどが英語と日本語の対訳です。ある程度のスコアまでは英語と日本語を対応させる、またはある程度日本語に頼りつつ英単語を身に着けていく従来の勉強法で何とかなります。ただ、リーディング以外でも、特にスピーキングやライティングで安定して高得点を取りたい場合は、和訳付きの単語帳で覚えていくのには限界が出てきます。よって、英単語帳の役割はリーディングの問題を解いていくうえでの最低限のリソースづくりです。
単語帳を使ったボキャビルの目的:IELTSの過去問を解いていく前に最低限の語彙力を身に着けること
こちらの記事でも複数の単語帳について紹介していますが、一番おすすめなのは旺文社のIELTS単語3500です。
基本語(1000語)と重要語レベル1、2、3、4、5(それぞれ500語*5)の合計3500語という構成。基本語1000語はそこまで難しくはないと思います。マスターしておきたいのは重要語レベル1、2、3。できれば4も。5は最初の段階では手を付けなくても構いません。
単語の覚え方のコツ
IELTSに限った話ではありませんが、単語の覚え方にはコツがあります。
・日本語をあまり登場させない
・文脈で覚える(注意点あり)
・小さく区切って何回も周回する
個人的に一番大切だと思っているのが最初のポイント。先ほども触れましたが、日本語に頼った単語学習には限界があります。今のうちは楽でもさらに英単語を学びたければ、自然と英語ベースの英単語学習に切り替える必要があります。そのために、なるべく日本語訳を覚えるのをやめ、英英辞典やイメージから連想できるようにしておく必要があります。
といっても、わざわざ英英辞典を買う必要はありません。一番簡単なのは、Googleで「任意の英単語 meaning」と調べてみることです。
英語での意味はもちろん、使われ方(といっても単語帳に載っているものほど長くなく簡潔)や類義語、発音まで丁寧に教えてくれます。ただし、すべての英単語でこのやり方が最適なわけではありません。例えば"fig"という単語。先ほどの単語帳にも出てきますが、「イチジク」という意味です。これを同じ方法で調べてみると、
と、こんな感じで果物だということは分かっても、何となくわかりずらいでしょう。こんな時は単純に画像を調べてみましょう。そうすると一瞬でイメージできます。
文脈で覚えるのも大切です。が、例文そのものが大切なわけではありません。その単語が、もしも動詞であればどのような目的語をとるのか、名詞であればどのように修飾されるのか、形容詞であればどのような名詞を修飾するのかが大切です。
先ほどの例の「organisation」でいえば、一般的な例文はあくまで文となっていることが多いので、
A research organisation started to investigate ~
といった調子でしっかりとした文で、organisationの部分が主語として使われているかもしれません。ただし実際に大切なのは「A research organisation」の部分。この3語だけで、organisationという単語がどのような使われ方がされるのかがイメージできます。先ほど紹介した単語帳には、丁寧にしっかりとした例文が基本語以外のすべての単語についてきます。が、その例文一つ一つを最初から最後まで見ていくのは大変です。なので、覚えたい単語の前後だけピックアップするようにしてください(その点、先ほどのようにGoogleの英英辞典を使うと簡潔に使い方を教えてくれるので便利)。
最後に、大量の英単語を頭に入れるのに大切なのは、何回も何回も周回することです。よく語り継がれる失敗例は、英語の辞書をAからZまで全部順番に暗記したつもりでいたけど、いざ最後に最初のページを見ていたらほとんど忘れてしまっていた、というもの。大切なのは繰り返しの数だ、ということがよくわかります。
おすすめは100個程度に単語をわけて、何周も何周もすること。あらかじめ単語をザーッとみて、時間短縮のために既に知っている単語はチェックします。ここから単語学習スタート。一周目を終わらせた段階で覚えたと思った単語はチェックをして、次回からは飛ばすようにします。これを何回も何回も繰り返します。(たまにチェックした単語も含めて復習するのも効果的です)。
なお、この段階では「見ればわかる」状態で構いません。ただし「見て」から「分かる」までの時間を限りなくゼロに近づけることと、「分かる」というのが日本語ではないことが大切。「見ればわかる」状態でいいなら文脈で覚える必要はないと思うかもしれませんが、それは間違い。先ほどの「A research organisation」のように、一つでもシンプルな単語の使い方の例があるだけで、イメージのしやすさが格段と変わります。
ここまでが、過去問を解く前の段階での英単語の覚え方です。ここからはIELTSの過去問や練習問題を解いていくことになりますが、その過程でも多くの英単語を吸収していくことができます。
2 過去問を解きつつ覚える(リーディング)
こちらはどちらかというとリーディングの勉強法になってしまうので簡単に説明しますが、英単語をある程度身に着けたら次にやるべきなのは、当然過去問を解いていくことです。過去問を解いていく過程で、すでに覚えた単語が出てくることもあれば、まだ知らない単語が出てくることもあると思います。
すでに覚えた単語が出てきたら、それはもちろんラッキーです。解きなおしをする過程で、何回も何回も文章を読むことになると思うので、自然と単語の使い方や意味も頭に入ってきます。
まだ覚えていない単語が出てきた場合は、それらをチェックして、単語帳の単語とは別にリストを作っていくのがおすすめです。手書きでもよいですが、楽をしたいのであればおすすめなのはGoogle SpredsheetやExelです。
このように、左から英単語、品詞、意味(英語が望ましいが場合によっては日本語でもOK)、使われ方(長い例文ではなく、簡潔に)を書いていきます。一例ですが、こんな感じ。
craveは「欲しい!!」といった感じの意味ですが、これは調べた英語の意味をそのままコピペしています(ただしコピペはおすすめしません。自分の言葉で英語を使って書く方が記憶に残ります)。resinは樹脂という意味ですが、日本語でも樹脂が何なのかイマイチよくわかっていないので、そのまま日本語で書きました。いつでも暇なときに眺め、覚えたものには先ほどと同様チェックをし、何回も何回も周回してみてください。文章を読みながら覚えるのでより印象に残りやすく、記憶の質もよくなるはず。ただし、一回のリーディングを通して新たに覚えられるのはせいぜい10単語くらいなのでスピードはそこまで速くありません。
3 過去問を解きつつ覚える(ライティング)
ここまでで、大抵の単語は意味がスッと分かるような状態になってきたと思います。ただし、このままではライティングにまだまだ対応できません。
ライティングの勉強をしていく中で、やっていくことになるのがModel Answerの真似です。Model Answerの解答はどれも高尚な書き方をしているように見えて、あくまで「答案」ですので、リーディングの文章ほどの難しい英単語を使っているわけではありません。なので実際にModel Answerを読んでみて、全く知らない英単語ばかりとうことはないと思います。ただし、自分ではなかなか思いつかないような表現があることは多いかもしれません。
例えば
Enhance their job opportunities
という表現が登場したとします。ここで使われている単語はどれも簡単な単語で、見れば意味は取れると思います。ただ、「就職に有利になる」って英語でどういうのかをかが得たときに、この「Enhance their job opportunities」という表現をスッと思い浮かべられるようにするためには少し訓練が必要です。
おすすめなのは、「これいいな」「これは使えそうだな」という表現があったら、適宜メモしておき、次のライティングの練習の時に使えるようにしておくこと。これによって単語のレベルが上がるというわけではありまえんが、ライティングはもちろん、スピーキングでも言いたいことがいえるようになると思います。
まとめ
3つのステップは以上です。最初の段階(過去問を解く前の段階)では伝統的な単語帳を用いて英単語を覚えていきます。第二段階での文章を読んでいく過程で出てきた単語を覚えていくプロセスと比較して気づいた方もいるかもしれませんが、単語帳を利用したボキャビルは言ってしまえばかなり乱暴な方法です。時間はかかりますが、言語を学ぶうえで自然なのは間違いなく文章を読みつつ語彙を増やしていく勉強法でしょう。なのでIELTSの最低限の英単語はさっさと反復学習で覚えてしまい、なるべく早くから過去問や練習問題に取り組んでいくのがおすすめです。
【後悔】iPhoneからAndroidにして感じているデメリット10選
5年以上AppleのiPhoneを使い続けている僕ですが、昨年の春に心機一転、Androidに機種変更しました。iPhoneを使っていた時はAndroidにしたくてしょうがなかったのですが、いざAndroidに変えてみると意外にもデメリットが多いことに気づきます。
これらのデメリットというのは、買い替える前には気づきにくいものです。というのも、メリットだと思っていたものがデメリットだったりするのです。
結論から言うと、次にスマホを買い替える際には、AndroidではなくiPhoneにしようと思っています。今回は、iPhoneからAndroidにしてみて後悔していることを10つ紹介していきます。
はじめに:弁明
言い訳に聞こえるかもしれませんが、AndroidにはAndroidのいい点がたくさんあります。それらについてはまた別の記事で紹介する予定です。
ですが、今回はあえてデメリット(後悔している点)にフォーカスします。というのも、デメリットの方がメリットを上回っているように感じたからです。
1.多機能だが...
実際多くの機能を使おうとすると重くなる
Androidの大きな魅力は、その多機能性です。iPhoneでは機能が制限されていてできないようなことも、Androidではらくらく可能です。例えばホーム画面を自分好みにセッティングしたりなど。ですが、これを一番の目的にはしない方がよいでしょう。というのも、当たり前ですが、機能を増やそうとすればするほど、それだけ重くなります。
実際には機能が制限されていることもある
Androidの目玉機能として、マルチアカウント機能があります。これは、一つのスマホに対して複数のアカウントでログインできるようになるというもの。仕事用とプライベート用、などで分けることができます。
ただし、特定のスマホではこういった機能がロックされています。例えばSamsungのGalaxy。一部の機種では、マルチアカウント機能が使えません。これは購入前に、よくよくレビューを読んで確認してください(実際にやらかしました)。
機能は多くても実際そんなに使わない
LINEアプリをアカウント別に2つ入れられたり、2つの電話番号を持てたりなどと、確かに機能は多いAndroid。しかし、いざ実際「それ使う?」というのを考えてみると、あまりそのシチュエーションが浮かばないのではないでしょうか...。
2.値段について
Androidの一般的なイメージは、iPhoneに比べて値段が安いというものです。それはもちろん事実。安いAndroidは1万円、2万円台から手に入ります。それでいて品質は十分。文句はありません。ただし、抑えておきたいポイントもあります。
SamsungやSonyはそれなりに高い
SamsungのGalaxyや、SonyのXperiaなどは、iPhone並み(それ以上)に高いです。
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安いのは中国製だがリスクもある
じゃあ安くて高品質なAndroidって何なのか?というと、ズバリ中国製です。HUAWEI、Xiaomi、OPPO、Oneplusなど。中国製というと品質面で悪いイメージがあるかもしれませんが、それは今は間違いです。少なくともスペックだけでいえば、Galaxy、Xperia、iPhoneと対等以上に戦えます。
ただ、そこで何が問題になってくるかというと、将来に考えられるリスクです。HUAWEIはすでにGoogleのアプリが使用できず、GoogleやYouTubeなどはもちろん、プレイストアも使用不可。XiaomiやOPPOなど他の中国企業は今のところは問題ありませんが、将来的にどうなるかは予測がつきません。とはいえ、スマホは一生使い続けるようなものではないですし、いざ制裁がかかったら他のスマホに切り替えることもできるので、そこまで大きな問題ではないかもしれません。
3.安定はしない
「ヌルヌル」ではない
これはスマホ本体のスペックにもよります。一部のハイエンドAndroid機種は文字通りヌルヌル動きます。めちゃくちゃヌルヌルです。ただ、その安定度がやっぱり違います。いずれにせよiPhoneレベルのヌルヌル度は求めない方がよいでしょう。
よく落ちる・固まる
これは自分だけかもしれませんが、個人的な印象として、AndroidはiPhoneに比べて動作が不安定、つまりアプリがよく落ちたり固まったりするという印象があります。こればかりはそれぞれのスマホに依るのでどうも言えません。
アプデ問題
iPhoneは結構前の機種までアップデートの対象に含まれます。ですが、Androidの一部の機種ではその保証はありません。アップデートは、単に機能が増えたりバグが改善されたりするだけでなく、セキュリティ面での強化でもあり、非常に重要です。
4.アクセサリー類は多くない
これは仕方のない部分もあります。iPhone用のケースやフィルムとなると、サイズも限られてくるので、作る側も作りやすいのでしょう。
ただしAndroidはいろいろな種類があり、それがメリットでもあります。海外のネット通販などを使えば比較的簡単に手に入るのでそちらの方がおすすめですが、日本で実際の店舗で手に入れるのは大変です。
5.わかりずらい
iPhone(Apple)× iOS(Apple)VS Galaxy (Sumsung) × Android OS (Google)
iPhoneは、スマホ本体を作っているのもAppleですし、iOSという、スマホの頭脳を作っているのも両方Appleです。
ただし、PixelなどGoogleが直接出している機種を除いて、Androidはそう簡単にはいきません。SonyのXperiaであれば、その名通り「Sony」の「Experia」です。ただしAndroid OSを使っているので、頭脳はGoogleです。
特にこれといった問題が使っているうえで生じてくるというわけではありません。しかしながら、iPhoneはすべてApple製、他のApple製品との連携が非常に得意です。Androidはそうはいきません。
結論(どっちを買えばいいの?)
究極の質問は、どっちを買うべきか、です。当たり前ですが、スマホに何を求めるかによります。
実際ここまでいろいろAndroidのデメリットを羅列してきましたが、実際にスマホを購入する際にはiOS vs Androidの軸で見るのはおすすめしません。もっと大切なのは、スマホ一つ一つを比べることです。
これが、個人的なスマホの総合的なランキングです。スペック、安定性、すべて総合的に判断すれば、トップにくるのはやはり最新のiPhoneです。
実は最新のiPhoneと同じくらい力をもっているのが、最新中華スマホです。安定性ではiPhoneにはかないませんが、スペックは十分、そして何よりもコスパの良さが魅力です。注意点として、先ほども触れたような米中冷戦の影響、そして「技適」の存在についてはしっかりと認識しておいてください。
一世代前の安くなったiPhoneや、iPhone SE2 などもおすすめです。最新スペックというわけではありませんが、安定性は抜群です。
最後に、廉価中華スマホは実際のところピンからキリまで。一部メーカーの廉価スマホは非常に高性能なものもあります。ただし、その逆もしかり。そこも含めた判断が結構難しかったりするので、せっかく買うならハイスペックでもiPhoneほど高くない最新中華スマホのほうがよいでしょう。
GalaxyやXperiaなどの一般のハイエンドアンドロイドは人気ではありますが、そこまでおすすめはしません。理由は単純に、最新のiPhoneと同じくらい高価だからです。スペックではいい勝負をしていますが、安定性ではかないません。
【2020年】言語学を学びたい人におすすめの本5選+α【入門向け】
言語学という分野は、おおざっぱに分けると「言語そのものを研究するか」、「より学際的にほかの分野とのかかわりを研究するか」に分けることができます。
前者の例は、例えば文章や単語がどのようにできているのかを研究したり、言語に使われている音声を研究したりするものです。
後者は、より社会学や地理学に近い内容になります。たとえば、言語同士を比較して共通点と相違点を導き出したり、言語の変化を探ったりします。
今回の記事は、章をいくつかに分けています。とりあえず言語学って何なのか、広く浅く学びたい人向けに本を何冊か最初に紹介します。そのうえで、より深く、特定の分野にも手を出したい方向けに、いくつかそれぞれ入門者向けの本を取り扱っていこうと思います。
はじめての言語学(黒田龍之助)
言語学についての前提知識がなく、とりあえず言語学ってどんな学問なのか知りたい、という方にはこちらがおすすめです。言語の仕組みや、言語同士の関わりなど、かなめとなる言語学の重要トピックが抑えられています。
本当にわかる言語学
内容としては、言語学で取り扱われる内容を広くまとめた本です。はじめての言語学に比べて多少は専門的な内容が含まれています。前提知識ゼロでこの本から読み進めていくのはあまりおすすめしません。「はじめての言語学」で、一通り言語学の中身を理解してから読み進めるのがおすすめです。
言語学の教室
こちらの新書で主に扱っているのは、「認知言語学」の内容です。言語学ってどういう学問?といった問いに答えるというよりは、何となく自分の意識に植え付けられている言語のあり方について考え直させてくれる本です。日本語母語話者として、こういった表現は自然だけどこういった表現は不自然。そういった違いは常にあるでしょう。ではその差はどこで生じているのでしょうか。
言語学講義
こちらも基本的には言語学の入門書ですが、言語学そのものというよりも、言語学の研究について、具体的にはいままでどういう研究がなされてきたのか、という点がフォーカスされています。
言語類型論入門
分厚くて内容も簡単ではないですが、言語類型論のトピックを一通り網羅しています。これ一冊読破すれば、類型論は怖いものなしでしょう。類型論とは、その文字の通り世界中の言語に当てはまる普遍的な法則のようなもの。例えば語順(SOVやSVO)や、時制など、「言語」と聞いてぱっと思い浮かびそうなトピックについて、共通の法則を導き出していきます。
(おまけ)明解言語学辞典
こちらは読み物、というよりは辞典です。本を読み進めたり、論文を読み進めていくとよく意味が分からない単語書くくることがあると思います。そんな時に明解言語学辞典を引いて意味をか
まとめ
とりあえず言語学について、いったいどういう学問なのかを知りたいという人は、最初に紹介した「はじめての言語学」がおすすめです。
また、どちらかというと「読み物として」言語の不思議についてもっと知りたいという方は、「言語学の教室」がおすすめです。認知言語学は非常に面白いトピックです。読めば読むほど面白くなってきます。
趣向を変えて、言語そのもの(つまり音韻、文法など)についてもっと知りたいという方は、言語類型論入門に手を出してみてください。
【IELTS対策】IELTSリーディングはなぜ難しいのか?高難易度の理由と克服するための勉強法を徹底解説
IELTSの難関は「ライティング」であるというのはよく言われがちなことですが、かといってリーディングやスピーキングが簡単かというと決してそんなことはありません。
IELTSのリーディングは求められる単語がべらぼうに多いだとか、とてつもない長さの文章を読ませる、だとかいうことはありませんが、いざ高得点を狙おうとなると意外にも点数の取りづらい科目です。
今回はIELTSのリーディングがなぜ難しいのか、その理由とそれを克服するための勉強法を紹介していきます(Academicベースで解説していきますが、基本的な勉強の進め方については共通です)。
なぜIELTSリーディングは難しい?
設問が曖昧
IELTSのリーディングで点数がとりずらい大きな要因の一つはやはりこれでしょう。ある程度語彙力や読解を練習していればリーディングは兵器にて7割8割がたは取れるようになります。
勉強法についてはこちらでも紹介しています。
ですが、9割以上を安定して取ろうということを考えると、それはもう語彙力の問題ではありません。どちらかというと国語力の問題。というのも、IELTSのリーディングでは次のような問題がよく出てきます。
・次の説明は〇か×かまたは判定不能か
・この段落では何について説明されているか(選択問題)
もちろん穴埋めでスペルが問われる問題も存在し、そういった問題も壁のひとつではありますが、実際のところ大した問題はありません。
ただ、これらのようなあいまいな問題が多いのです。特に難しいのが判定不能(本文の内容だけでは判断できない)を選ぶ場合。これが×なのか、それとも判定不能なのかの見極めは非常に難しく、問題をこなして慣れていくしかありません。
文字数に対して時間が少ない
IELTSのリーディングはだいたい800字から900字のパッセージが3つ、設問は合わせて40問の試験を60分で解くといういった感じの内容。
いわゆる長文読解ではなく、極端に英文が長いといったこともありません。ですが、問題数が多く、しかも60分と試験時間も短め。
単純に60分を3で割ると20ですから、一つのパッセージを解くのにかけられる時間は20分未満ということになります。
20分という時間を耳にして多いと感じるか少ないと感じるかはひとそれぞれではありますが、やはり実際に過去問に取り組んでみると「足りない」と思う人が多いはず。
単語が難しい
TOEFLなどと比較するとIELTSのリーディングの語彙が特別難しい、といったことはありません。しかし、リーディングのパッセージに採用される文章はやや高級な語彙(専門書とまではいかないが、それに近いもの)が使われていることが多め。
IELTSに登場する英単語は英検やTOEICとは大きく傾向が異なるので、単語を覚えていく際には注意が必要です。
難易度を克服するための勉強法
時間配分を考える
最もすぐに効果が出やすいと思うのが、やはり「時間配分」について。うまく時間の配分を行い、一つの設問にかけられる時間を増やすことができれば、必然的に正答率も高くなります。
時間配分の細かい話は省いて、それらを意識した場合の具体的な勉強法は何度も何度も文章を読んで、読み終わるまでのスピードを上げていくことにつきます。ただしただ速読すればよいのではなく、いくつか抑えておきたいポイントがあります。
・最初から速読はしない(文章の単語や文法構造を確認してから)
・何度も読みまくり、最終的に3分で読み終わることを目指す
・余裕があれば音読も取り入れる
まず、最初から速読を取り入れてしまうのでは得られるはずの効果も得られません。1つのパッセージを解き終わり、文法と単語をチェックして、そして速読を始めるというのが理想です。
目標タイムとしては3分前後を想定するのがよいと思います。といっても、最初から3分で読み終えるというのはほぼ不可能な話。毎回タイムを計って、最終的に満足いくタイムになるまで何度も読んでいくのがおすすめです。
余裕があればで構いませんが、音読を取り入れるのも一つの手です。時間がかかってしまうので効率はそんなによくありませんが、文法尾単語も声に出した方がよく覚えるのは確かですし、スピーキングに向けて口を英語に慣らしていく練習にもなります。
設問パターンを身に着ける
時間の短さを除けば、IELTSのリーディング問題そのものの難易度はそこまで高くはありません。しかしながら、高得点を取りずらくしている要因が一つあり、それは先ほども紹介したような「設問のあいまいさ」。具体的には正誤判定問題で、すなわちTRUE/FALSE/NOT GIVEN の見分け方です。
TRUEの見分け方は極めて簡単。本文中に質問文と一致する内容があればそれはTURE、もしなければTRUEではありません。FALSEかNOT GIVENの判定に続きます。
大変なのが、FALSEとNOT GIVENの見分け方。今回は、本文の内容と質問文の内容について以下のような基準での考え方を紹介します。
・本文の内容が質問文と矛盾する→FALSE
・本文の内容が質問文と一致しない→NOT GIVEN
本文中に「書いてあるか」「書いていないか」を基準にすると話がややこしくなります。「矛盾するか」「矛盾しないか」を基準にするのがわかりやすいやり方。
というのも、質問文の内容は本文に書いていないからNOT GIVENと思いきや、よく考えてみると記述はなくても本文の内容と矛盾しているからFALSEだ、といったことがよくあるからです。
この基準で、何回も何回も過去問をこなしていくのが最良の勉強法だと思います。
最後に
今回は、IELTSのリーディングの難しさと、それを踏まえた対策法について主に2つ紹介してきました。
リーディングに限らず、IELTSを受験するうえでチェックしておきたいおすすめの教材についてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。