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【教材】心からおすすめするIELTS対策の参考書・単語帳・過去問集まとめ

IELTSに限らず、TOEFLや英検でも、とにかくありとあらゆる教材や参考書を我々は買ってしまいがちです。たくさん買ったはいいものの、実際にはほとんど使わなかったというのがよくあるパターン。お金をつぎ込んで参考書を買うのであれば、こういった事態は避けたいところです。

今回は、自分自身のIELTS受験の経験から、本当に心からおすすめするIELTS対策の参考書・単語帳・過去問集を4つ紹介します。

さらに、そのうえで優先度(絶対に買っておくべきなのか、余裕があったら買ってみてもいいのか)別に分けていきたいと思います。

絶対に買っておきたい教材

実践IELTS英単語3500

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

 

IELTS受験に当たっては、まずは試験に出やすい単語を頭の中に入れておきましょう。IELTS用の英単語帳はたくさん出ていますが、一番お勧めなのはやっぱりこれ。定番ですが、シンプルでわかりやすく、単語にも漏れがありません。

1000の基本語と、重要語 レベル1~5(それぞれ500語ずつ)に分けられていて、前半ほど簡単、後ろに進めば進むほど単語のレベルが高くなっていきます。

注意しておきたいのは、最初の基本語1000には例文がついていないということ。ひたすら英語と簡単な日本語訳が並べられているというシンプルなスタイルです。例文を確認しながら単語を覚えていくことはできませんが、テンポよく学習は進みます。最初の1000語はかなり簡単な単語が並んでいるので、わざわざ例文を添える必要はない、ということなのだと思います(もちろん残りの2500語には英語の例文と日本語の訳文も丁寧に添えられています)。

個人的な感触としては、この実践IELTS英単語3500を使うのであれば覚えるのはレベル4までで十分かなといった感じです。レベル5の単語は難易度もそれなりに高く、無理に手を出すのはおすすめしません。基本語からレベル4までの3000語をしっかり身に着けるようにしましょう。

Cambridge English IELTS Student's book with answers with audio

IELTSの公式過去問題集です。完全に英語の教材なので少し抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、日本風にアレンジされたものを使うよりは、こうした英語のままの過去問集を使うのがおすすめです。

テスト4回分のリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングが収録されています。リスニングの音源やスクリプトはもちろん、ライティングの模範解答例も利用可能です。

1冊だと4回分しかカバーできないので、2回分は用意しておきましょう。2020年3月時点での最新はIELTS14なので、14と13を買っておくのがおすすめです。

なお、知っての通りIELTSにはAcademicとGeneralの2種類があります。自分の受ける方のものであるかをよく確認してから購入するようにしましょう。間違えると面倒なことになります。

余裕があれば買ってみてもいい教材

文脈で覚えるIELTS英単語

文脈で覚える IELTS英単語

文脈で覚える IELTS英単語

 

 IELTS用の英単語を覚えるのであれば最初に紹介した実践IELTS英単語3500で十分すぎますが、読み物としても使える英単語帳が欲しいと思ったので、買ってみました。

中身は、よくある文章が左ページにあって、そのあとに出てくる単語の説明があるようなタイプの単語帳。本の名前通り、文脈の中で英単語を身に着けることができます。

リーディングに出てきそうな文章だけではなく、ライティングの試験やスピーキングの試験をモデルにしたもの(たとえばグラフの分析など)もあります。

ただ目で追って読んでいくだけではもったいないので、積極的に声に出しながら進めていくのがおすすめです。

非常におすすめな単語帳ではありますが、これだけでIELTSの準備をしようというのはおすすめできません。実践IELTS英単語3500にプラスして、文章を読む力を鍛えつつ、単語を文脈の中で覚えていきたい方におすすめです。

Improve your IELTS writing skills

Improve Your IELTS Writing Skills

Improve Your IELTS Writing Skills

 

IELTSの最難関はよくライティングであるといわれますが、それは確かに事実。対策が難しいパートでもあります。

ある程度ライティングの能力がある人であっても、事前に「IELTSのための」ライティング対策をしないと、高評価を得るのは難しいでしょう。

例えばIELTS Acadeimcでは、タスク1でデータや資料の分析をし、タスク2で与えられた問題に対する自分の意見を述べます。タスク1ではグラフや表を表現する決まった英単語や文の形を覚えていないとどうにもならないですし、タスク2でも文章としての体裁が重視されます。

ただ書けば点数がもらえるというタイプの試験ではないので、「イントロダクション」「本文」「結論」などのように、構造を組み立てていかないといけないのです。

Improve your IELTS は、IELTSを始めて受ける方向けのライティングの書き方講座のようなもの。過去問題集と同じく、すべて英語です。

ライティング対策をはじめるにあたっては、まずはこういった類の本で「IELTSのための」ライティングの基礎(語彙や組み立て、文章の作り方など)を身に着けたうえで、実際に筆を動かしていくのがおすすめです。

最後に

IELTS対策のために、たくさんの種類の本を買う必要はありません。最低限必要なのは、最初に紹介した2種類。単語帳と、公式過去問集です。さらに力をつけたいのであれば、後半で紹介した2冊に取り組んでみるのがよいでしょう。

わざわざ本を買わなくても、IELTSほどの有名な試験になれば、たくさんの対策サイトがあります。ライティングの問題や、スピーキングの例など、いくらでも確認できます。

今回紹介した書籍

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

 
文脈で覚える IELTS英単語

文脈で覚える IELTS英単語

 
Improve Your IELTS Writing Skills

Improve Your IELTS Writing Skills