【英語多読】続かない...!洋書多読がどうしても飽きてしまう方に贈る6のモチベ向上術
超効果的な英語学習法「多読」。洋書をどんどん読み進めていき、良質な英文の大量インプットやスピード重視の英文処理を目的とする勉強法です。
さて、効果的なのは良いのですが残念なことにやり方を間違ってしまうとどうしても飽きやすい勉強法です。TOEICや英検のような具体的な目標スコアのある勉強法ではありませんし、洋書を大量に読みこんでいくというのも根気のいることです。
今回は、洋書多読がどうしても飽きてしまう方のために6のモチベーション向上術を紹介していきます。
多読学習の上で絶対にやってほしいこと
これらは「多読学習の上で絶対にやってほしいこと」です。1つでも抜けているものがあればすぐに取り入れるようにしてください(多読の根本でもあります)。これらをしっかりと意識しないと、モチベーションの維持ができないどころか多読学習そのものも進みません。
「流れるように」スピード重視で読む
多読は、あくまでスピード重視の勉強法です。日本語にはなるべく訳さずに、分からない単語があってもどんどん前に進み、英文の意味を大体理解できればそれでOKというスタンスです。
いちいち分からない単語を辞書で調べたり、何回も前に戻って読み直すのは一冊読み切るだけで疲れ切ってしまいますし、多読によって本来得られるはずの効果も得られません。
出てきた単語や文法をメモしたりするのもNG。それならそれで精読に切り替えた方がましです。このスピード重視という姿勢は、多読をする上で絶対に押さえておきたいポイントです。
自分のレベルにあったものを選ぶ
多読の洋書は「自分のレベルにあったものを選ぶ」のが鉄則です。あまりにレベルの高い本を選んでしまうと、辞書なしでは読み進められない!といった状況になってしまい多読の基本からずれてしまいます。
よく言われるのは、「現状よりほんの少しだけ高いレベルの洋書を読むと良い」ということです。自分にとって簡単すぎるものを読んでも、効果は半減してしまいます。ほんの少しだけレベルの高いものを読んでいくことによって、文脈から分からない単語を類推する力やなどの身につきも早くなるでしょう。
洋書の選び方については、こちらの記事をご覧ください。
自分が読んでいて楽しめる本を選ぶ
「大量の洋書を読んでいく」という多読学習の性質上、自分が読んでいて楽しめるような本を選んでいかないと、多読学習そのものが苦痛になってしまいます。
なので、読んでみてすぐに「この本はつまらないな」などとネガティブな感情を持ってしまった場合はその本を読むのをストップことをおすすめします。
一度買ったものを途中でやめるのはもったいない..と感じる方も多いと思うので、図書館や読み放題サービスといった気軽に洋書を読んでいけるようなものをなるべく使うのが良いでしょう。
一工夫でモチベーションを上げる方法
1.ジャンルを変えてみる
同じようなジャンルばかり読んでいるという方は、少し読む本のタイプを買えてみてはどうでしょうか。
物語ばかり読んでいる人は説明文も読んでみる、特定のシリーズのものばかり読んでいる人は別のシリーズにも挑戦してみる、など。
2.記録をつけてみる
多読は記録をつけないと具体的な目標を立てづらいです。記録の中身のメインは洋書の語数。
多読の一つの目標は100万語読破と言われていますので、この値を目標に毎月記録を立てていくとモチベーションの維持になると思います。
洋書の語数は1ページあたりの単語の数を数えてページの数分倍すれば簡単に求まりますし、多読用に作られた洋書の場合は書いてあることもあります。
記録をつける場合このような多読記録用のノートを使っても良いですし、
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「多読王国」や「英語多読ラボ」といった便利なwebサイトを利用する手もあります。
3.時間を計測して多読に取り組んでみる
多読を集中して進めていくという意味では、かかる時間を計測していくのもおすすめです。ただダラダラと多読を続けてしまって、結果的にやる気が無くなってしまうというのは挫折の大きな原因の一つではないでしょうか。
語数の目標を立てるだけでなく、洋書を読むのにかかる時間の目標を立ててみると良いと思います。
ただし、これにはデメリットもあります。時間を意識しすぎるあまり洋書の内容そのものに全然目が向かなかった、なんてことも。自分の頑張れる程度の目標を定めるのが効果的です。
4.検定・試験を受けてみる
あまり言われないことではありますが、敢えて検定や試験を受けてみるのも良いかもしません。洋書多読による英語学習は、継続していけば英語の4技能のすべてにおいて驚くような効果を発揮してくれますが、検定や試験を受けない限りその効果がスコアとして出ることはありません。
検定・試験の対策をしつつ、多読も並行して行っていくのも良いと思います。試験によっては過去問そのものを多読していく方が良いかもしれません。
検定・試験については実際の英語力を反映していないのではないのかという賛否もありますが、あくまでも目標を設定してモチベーションを上げるためでは良い役割を果たしてくれると思います。